懐かしさの残る木造校舎は、1955年に建てられました。
60年余り経った現在も豪雪に耐え、人々の手によって大切にまもられています。
三省ハウスは、大地の芸術祭の拠点施設として、個人やご家族、芸術祭サポーター こへび隊など多くの方が利用できます。
また、世界的に著名なアーティスト レアンドロ・エルリッヒの作品も鑑賞可能です。
地域の人たちも加わって、三省ハウスでは皆様のお越しをお待ちしています。
三省ハウスの客室はかつて教室だった部屋、16名部屋が4室、8名部屋が2室、合計80名が宿泊できます。客室には2段ベッドがしつらえられており、男女別のお部屋割りでお休みいただきます。
(個室はございませんので、ご注意ください)
食堂は2教室の仕切りを取り払い、宿泊者が一堂に集うことができる広々とした空間になっています。お食事のほか、ワークショップや会議など、様々な目的に応じてご利用いただけます。
また、季節に応じた過ごし方も。夏季にはすがすがしい屋外テラスでお楽しみください。
山で働く家族のために長年、愛情を込めてご飯を作ってきた集落のお母さんたちがつくる越後松之山の家庭料理が自慢です。松之山の棚田で作られたお米を炊いた美味しいご飯。寒さ厳しい寒の時期に仕込む味噌や松之山の保存調味料「しょうゆの実」、手作りの漬物。地元で採れた里山の恵を、おなかいっぱいお召し上がりください。 季節の食材を使っていますので、日によってメニューが異なります。
ブッフェスタイルでご用意させていただく場合がございます。
セミナーや運動など多目的に利用できる体育館がございます。
プロジェクター、スクリーン、ホワイトボードなどのお貸出しも可能です。(有料・要問合せ)
体育館にはバトミントンセット、ボールなど簡単な用具がございますので、滞在中は自由に遊んでください。
また、冬季一面の雪に覆われるグラウンドでは、おもいきり雪遊びができます。スノーシューの貸し出しもあります。
松之山町立三省小学校は、三省地区(小谷・水梨・大荒戸)の3集落の子供たちが通う小学校として1875 年創立されました。1945 年には全校児童247名の学び舎でしたが、60 年代を境に児童数が減り続け、89年、114年の歴史に幕を下ろしました。閉校後、思い出の残る校舎の活用が地区住民たちにより模索され、2006 年の大地の芸術祭をきっかけに宿泊施設「越後松之山体験交流施設 三省ハウス」として新たな歴史を刻み始めました。地域の人々は集落を見守るように建つ学校に明かりが灯ることを心待ちにしています。